ROLEX・わずか一年で廃盤になったGMTマスターII ブルーダイヤル番号116719BLROとその理由は?番号126719BLROMETの登場で生産終了した青文字盤
2018年は衝撃的でした。
しかもずっとステンレスモデルではラインナップになかった赤と青のペプシベゼルで復活し、それもまた話題を呼びました。
GMT機構がついた腕時計や高級タイプのスポーツウォッチというカテゴリで話題をかっさらったこのRef.126710BLROもまた幅広いニーズに応えた素晴らしい1本だったと言えるんじゃないでしょうか。
GMTマスターIIにジュビリーブレスが搭載されたモデルが発表されましたから。
それがロレックスのやり方。
その人気は価格にも現れています。
定価100万円を切るモデルなのに200万円を超える販売価格のすごさにはやはりロレックスの力を感じざるを得ません。
それと同時に登場したホワイトゴールド製で同じく現存していたペプシダイヤルのGMTマスターII Ref.116719BLROには青い文字盤のモデルが登場。
GMTマスターII 18Kホワイトゴールド ブルーダイヤル Ref.116719BLRO
この1本。
なんですが、2019年の新作 Ref.126719BLROMETの登場でわずか1年で廃盤した形になってしまいました。
シードゥエラーがわずか3,4年で姿を消したことが最近では記憶に新しいですが、わずか1年でお払いボックスになったのにはなにか理由があるのでしょうか?
数年で廃盤になる短命なモデルは時々散見されますが、1年というのはほとんど例がないんじゃないでしょうか?
Ref.116719BLROのブルーダイヤルはこれまでと同様、オイスターブレスを搭載しています。
ここであえてジュビリーブレスにしなかったのはジュビリーブレスを初搭載するステンレススティールモデルと見た目の区別をつけやすくするためであるのと、ジュビリーブレスが不評だったときのためにある意味保険的な理由も少しばかりあったのかなと。
しかしジュビリーブレスがあまりに好評で、しかも赤と青のベゼルにダークブルーのダイヤルを合わせたあまり調和の取れていないRef.116719BLROは不評過ぎたんじゃないかなということが予想されます。
それに加え、ジュビリーブレスに人気が集中し、そしてステンレス製にペプシベゼルが復活。
それに追い打ちをかけるように、ペプシベゼルとブルーダイヤルの組み合わせが微妙だった。
そして最後にホワイトゴールド自体が高すぎる。
ジュビリーブレスのGMTマスターII Ref.126710BLROにお株を奪われた感じですかね。
ロレックスのスポーツモデルは総じてステンレス製のほうが人気が高いです。
それに加え、ジュビリーブレスに人気が集中し、そしてステンレス製にペプシベゼルが復活。
それに追い打ちをかけるように、ペプシベゼルとブルーダイヤルの組み合わせが微妙だった。
そして最後にホワイトゴールド自体が高すぎる。
これらを合わせるとたしかに不評すぎたモデルになっちゃったのかもしれません。
とはいえ、このホワイトゴールド製のGMTマスターIIも新型に移行せざるを得なかったわけですから、116719が廃盤になったのは世代交代が根本的な理由ではあるんですが、もしこのモデルが人気ならもう2年くらいは存在することもあり得たのかなと思います。
ステンレスモデルから段階的に世代交代していけば2年後くらいに126719が登場するということもあり得たんじゃないかなと。
もともとホワイトゴールド製の腕時計はかなり高額ですから、ステンレスのほうがメインであったわけですから。
116719BLRO ブルーダイヤルがわずか1年で廃盤になった理由に挙げられるのはこんな感じですかね。
とはいえ、希少価値の高いモデルは後々価格が高騰していく可能性も十分にありますから、このモデルは将来的にはかなりの値段になりうる可能性だってあります。
ホワイトゴールド製のモデルですから、ステンレスモデルに比べ生産数は極めて少ないはずです。
というわけで、2019年の新作GMTマスターII ホワイトゴールド Ref.126719BLROMETと入れ替わる形で生産を終了したRef.116719BLRO ブルーダイヤルでしたが、将来的には希少価値が出るかもしれません。