40mmサブマリーナのRef.116610LNとデイトナ Ref.116500LNの大きさを比較してみる
ロレックスの良さも悪さも、このやや”退屈”な時計作りに集約されるんですが
さてさて、ロレックスというブランドをよく知っている人は、このブランドがあまり冒険した腕時計を作らないことはご存知だと思います。
ロレックスの良いところは頑なにブランド精神を崩さず、実用性の極めて高い腕時計ばかりをつくるところにあります。
最近の時計ブームから来る、機械式時計の人気はこれまでロレックスに一極集中していた時代とは違い、
そして、それらが全て、安いモデルも高いモデルも、全モデルが高級なところがロレックスが愛される点です。
ウブロやパネライ、ブライトリングやタグホイヤー、そしてオメガなどの有名な中堅時計メーカーにシェアを奪われる形になっています。
そんなロレックスを最近、時計店で見かけたわけですが、やはりゼニスやIWCのポルトギーゼに比べると、やや小ぶりであることに気付きます。
しかしロレックスがこれまで培ってきた技術や絶対的な信頼とブランドステータスはやはり今でも健在で、世界で一番人気の機械式時計メーカーを挙げる人は圧倒的にロレックスが多いのです。
意外と小ぶりなデイトナーと大きく見えるサブマリーナ
公式の数値ではデイトナの大きさは直径40ミリと、近年の大型化するクロノグラフなどのスポーツウォッチにしては、やや小ぶり。
ロレックスのアイコン的な腕時計であるデイトナを初めて見たとき、僕はカタログ数値に比べ、見た目ではかなり小ぶりだったことにとても驚きました。
実寸値自体小ぶりなんですが、ことデイトナとなると、これが40ミリかと思ってしまうくらい。
同じ40ミリのサブマリーナに比べても、感覚的にだいぶ大きさが違うように感じられます
デイトナとサブマリーナをこうして比べてみると、目の錯覚なのかサイズは同じであるのに、パッと見た感じや感覚ではサブマリーナの存在感の方がすごいように感じられます。
ポイントはベゼル?
ラグ幅とブレスコマ
そして、サブマリーナという腕時計自体が、実用性をより重視して作られた300メートル防水を誇る腕時計であるということは忘れてはいけません。
サブマリーナのケースラグはデイトナのそれよりも幅広で、プロのダイバーが問題なく使用できるように、非常に頑丈に作られています。
ドレス系のスポーツウォッチである、CLEAN デイトナ とのその他の違いは、ブレスコマの中央がサブマリーナは鏡面磨きがされていないことです。
ブレスレットの中央のコマがピカピカ光るデイトナはよりドレッシーで美しいですが、3コマともヘアライン仕上げがされているサブマリーナのブレスレットはマッシブな鉄の塊と言った感じです。
サブマリーナのベゼル幅もデイトナのベゼル幅や厚み、角度を見てみると、
同じ40ミリの時計と比べたときに大きさが違うように感じられるのは、ベゼルの幅もまたあるわけですが、
サブマリーナの方が若干幅広で、厚みがあって、角度も平らになっているで、それが一番大きな原因なんじゃないかなと思います。
文字盤
そして最後は文字盤。
デイトナの小ぶりなインデックスに比べ、サブマリーナのインデックスはダイバーズウォッチである点から、視認性を高めるために大きくデザインされています。
時針や分針も同じ。
サブマリーナが人気である理由は、時針のベンツ針でもあるんですが、視認性を高めるためにデザインされたこれらの大きな要素が、サブマリーナをより大きく見せている理由だと言えるんじゃないでしょうか。
まとめ
まとめると、同じ40ミリでも見た目にはやっぱり違いがあるようです。
僕が思うに一番大きな原因はベゼルの幅とラグの幅。
これらがサブマリーナは、デイトナよりもマッシブでがっしりしているので、時計自体が大きく見えてしまうんですね。
厚みもまた違っていて、
サブマリーナの13ミリに対し、デイトナは12.5ミリと、少しだけ薄いわけです。
この微妙な違いが大きな違いを生むわけです。
割合にしてみると、40ミリなら違いは1.5ミリくらいになりますから、ケースの直径でそれくらい違うと印象は変わります。
タイプが違う腕時計ですから、両方吟味して予算に合わせるという感じですかね。
「最高級」ロレックス サブマリーナデイト 116610LN オイスターパーペチュアル
「最高級」ロレックス オイスターパーペチュアルサブマリーナデイト 116610LV